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毒蛇編
蛇にかまれた!
 もうすぐ夏休み!!楽しいキャンプへ出かけ、ハチや蛇などと遭遇する機会もあると思います。今号では毒蛇というと頭が三角形で、マムシ・ヤマカガシ・ハブが有名です。また、蛇が咬む部位は私たちの手や足などが多く、応急処置の緊迫することが可能なところが多いと報告されています。手や足などの末梢部分(指)を咬まれた時は、その部位よりも中枢側(心臓側)を緊迫してください。
 緊迫というと以前の広報に掲載した止血方法を思いつくと思いますが、毒蛇にかまれた場合は「しばる」程度で静脈の流れを妨げない程度の緊迫を行ってください。毒素は血流によって身体を回るのではなく、リンパの流れになって、中枢部分に還っていくのです。
 また、冷却処置も有効な処置法で、毒素の吸収を遅らせる(抑える)ことができるので、蛇に咬まれた時はこの処置を同時に実施してください。応急処置後は動き回らず安静にしてお医者さんに診てもらいましょう。
 ミニ知識
 毒蛇に咬まれたからといって必ず毒が入ったとは限りません。また、毒蛇の場合は強い痛みと腫れが出てきます。
 マムシとヤマカガシとでは、ヤマカガシの毒素が強く血清が必要になると言われています。

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